定価:2,000円(税込)
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このたび、写真家・倉谷卓による初の写真集「カーテンを開けて」を出版する運びとなりました。
当写真集は、綾智佳(The Third Gallery Aya ディレクター)、菊田樹子(インディペンデント・キュレーター)、小林紀晴(写真家)、孫家邦(株式会社リトル・モア 代表取締役)、津田直(写真家)、平間至(写真家)、マーク・ピアソン(Zen Foto Gallery 代表)、山崎洋一郎(ロッキング・オン・ジャパン編集長)の8名の審査員によって決定された、塩竈フォトフェスティバル2011写真賞大賞の副賞として制作されました。
倉谷氏は、障害を持った父親に対する複雑な感情に、その死をきっかけに対峙していきます。父親の持ち物、共に暮らした家、眺めていた風景、そして、母親や写真家自身の中に息づく父親の名残を写真に収めることで、倉谷氏は父親を「ひっそりと、もう少しだけ」生かしたいのだと言います。情緒に押し流されることなく、家族とは、また、記憶、記録、写真とは何か——を見る者に静かに問いかけます。受賞後、さらに1年をかけて撮りおろした作品を加え、編集を繰り返し、ようやく完成した力作です。
倉谷卓
1984年山形県生まれ、現在、東京都在住。
日本写真芸術専門学校卒業。
個展
グループ展
賞歴