39 歳の若さでこの世を去るまで故郷である⻘森を被写体とした数々の名作を遺した⼩島⼀郎(1924 年、⻘森市⽣まれ)。今回の展⽰では、⻘森県⽴美術館より貴重なビンテージプリントのコレクションをお借りし、「津軽」を撮影した作品を中⼼に⼩島⼀郎がとらえた⾵景を追いました。
塩竈市杉村惇美術館館⻑で俳⼈でもある渡辺誠⼀郎⽒と、当展キュレーターの菊⽥樹⼦がギャラリートークを開催。⻘森出⾝の渡辺⽒が⼩島作品を読み解くことにより、様々な⽅向から作品を⾒るヒントが得られたトークとなりました。
なぜ⼈は⾵景にカメラを向けるのか?
2⼈のアーティストの作品と、国内外で出版された故郷や記憶と結びついた⾵景をテーマにした写真集約30 冊が展⽰されました。
塩竈フォトフェスティバル 2022 ポートフォリオレヴュー・写真賞⼤賞の受賞作。上野公園に通い続け撮影したポートレート作品はどれも⼒強く印象的でした。
平間⾄を顧問に、2017 年に発⾜した「SGMA 写真部」の活動から⽣まれた作品を展⽰。塩竈を中⼼に定期的に活動し、発表を続けています。
「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を超えて交流できる場を提供し、写真⽂化の発展に貢献すること」を⽬的に、株式会社ニコンが1969 年より主催してきた国際写真コンテスト。50 年以上の歴史あるコンテストの2022-2023 年の受賞作を展⽰しました。
塩竈フォトフェスティバルが注⽬する写真家・作品・写真集にフォーカスする「in Focus」。 今回は、僧侶であり写真家の梶井照陰さんによる「お寺のハナちゃん」の作品を展⽰。⾃然豊かな佐渡島の最北端のお寺に暮らすハナちゃんの⽇常を垣間⾒ると共に、コラボメニューのピザも可愛らしく好評でした。
塩竈市内4か所のカフェに、⾃由に閲覧できる写真集を設置。ポートフォリオレヴューのレヴューワーらが厳選したおすすめ写真集を、美味しい珈琲と共にゆっくりと楽しんでもらえたらという思いからはじまった企画です。
<参加店舗>Otomo./カフェはれま(旧ゑびや旅館)/塩竈本町談話室/コーヒーとおやつの店andMore/
事前審査を通過した40名それぞれが、レヴューワー2名と対面でレヴュー。
個別のレヴューが終わった夕方以降、レヴューワーの皆さんは他の作品にも目を通し、翌日の公開審査に進む作品を選出します。
1日目の参加者の中から選出された6名による公開審査。
プロジェクションされた作品とともに作家のプレゼンテーションを聞き、レヴューワーと質疑応答をしていきます。その後、別室でレヴューワーによる最終審査により各賞を決定します。
今回の写真賞大賞は、髙橋実希さんの「あの庭の花」に決定しました。大賞の髙橋実希さんには写真集制作の副賞が授与されます。
【 大賞 】
・髙橋実希さん「あの庭の花」
【 特別賞(塩竈賞)】
・紺田達也さん「I want your Love.」
・古里裕美さん「あなたの涙、わたしの海。」
【 Nikon賞 】
・野口哲司さん「ユノリ」
受賞されたみなさん、おめでとうございます。
また、レヴューにご応募、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!