独自の手法で多様な表現に挑戦し、各国の写真家に大きな影響を与えている写真家、Stephen Gill(スティーブン・ギル 1971年、ブリストル/イギリス生まれ)の国内初の美術館での個展を開催。 写真の他、制作過程のスケッチや収集物、実際使用された小道具などが展示され、写真の可能性を拡張するギルの魅力に迫った空間となりました。
スウェーデンのスタジオにいるスティーブン・ギルと展示会場をオンラインでつなぎ、通訳付きでギャラリートークを開催。現地は早朝にも関わらず、ひとつひとつの作品シリーズについて丁寧にお話しいただいたり、スタジオの様子を映してくれたりと、貴重な機会となりました。
ギルが2005年からスタートさせた自主出版レーベル「Nobody」の、これまで出版された写真集や制作プロセスを展示。編集から流通までを自ら行っている写真集は一冊一冊が個性的で、時間を忘れて見入る来場者も多かったようです。離れの一室では、デンマークで最も来館者の多いことでも知られるルイジアナ近代(現代)美術館のギルへのインタビュー映像が上映されました。
塩竈フォトフェスティバル2018写真賞大賞作品での個展。循環する生と死に、故郷の風景や両親の姿を通して静かに向き合った展示。
会期中、作家本人によるギャラリートークも行われました。
平間至を顧問に、2017年に発足した「SGMA写真部」の活動から生まれた作品を展示。塩竈を中心に定期的に活動し、部員それぞれが写真とは何か考えながらテーマを決め、制作活動を続けています。
「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を超えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、株式会社ニコンが1969年より主催してきた国際写真コンテスト。その50周年にあたる2018-2019年と、2020-2021年の受賞作の一部を展示しました。
若手写真家の発表の場として市内各所を提供する新企画。
今回は山端拓哉による自身の旅の原点となったインドで撮影した作品を展示しました。
塩竈市内6か所のカフェに、自由に閲覧できる写真集を設置。
ポートフォリオレヴューのレヴューワーらが厳選したおすすめ写真集を、美味しい珈琲と共にゆっくりと楽しんでもらえたらと今回から始まった企画です。
Otomo./カフェはれま(旧ゑびや旅館)/塩竈本町談話室/コーヒーとおやつの店andMore/
塩竈お茶処つくし/Natural born style
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年延期になったことにより、4年ぶりに開催されたポートフォリオレヴュー。対面で写真集を挟み話すことによる、緊張感や充実感を改めて感じさせてくれる場となりました。
<レヴューワー>
・おおうち おさむ(アートディレクター、グラフィックデザイナー /ナノナノグラフィックス)
・大橋麻里奈(アートディレクター /ロッキング・オン)
・菊田樹子(インディペンデントキュレーター)
・佐藤正子(キュレーター/株式会社コンタクト)
・津田直(写真家)
・平間至(写真家)
事前審査を通過した40名それぞれが、レヴューワー2名と対面でレヴュー。
個別のレヴューが終わった夕方以降、レヴューワーの皆さんは他の作品にも目を通し、
翌日の公開審査に進む作品を選出します。
1日目の参加者の中から選出された6名による公開審査。
プロジェクションされた作品とともに作家のプレゼンテーションを聞き、レヴューワーと質疑応答をしていきます。その後、別室でレヴューワーによる最終審査により各賞を決定します。司会進行は沖本尚志さん。
今回の写真賞大賞は、淵上裕太さんの「UENO PARK」に決定しました。
大賞の淵上裕太さんには写真集制作の副賞が授与されます。
【 大賞 】
・淵上裕太さん「UENO PARK」
【 特別賞(塩竈賞)】
・石田浩亮さん「きみは振動するエネルギー」
・山田星太郎さん「KINGDOM」
【 Nikon賞 】
・宇賀神拓也さん「かがむ人」
受賞されたみなさん、おめでとうございます。
また、レヴューにご応募、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!